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第69話 *

 ぁ、.................あっ...................んんっ.......  背中に当てた枕が、俺の体重を受けて沈み込む。 ギシギシと音をたてるベッドの上で、一瞬素に戻った俺が「ば、ばあちゃんたち・・・・・・は?」と桂に聞く。 そう言えば、夕飯の時間になったのに静かだし、帰ってくる頃かと思うとドキリとした。 滅多に桂の部屋へはあがって来ないが、今の状況は見せられなくて。 腰を抜かすどころじゃない・・・・・。 「桂、・・・・」 「・・・大丈夫、今夜はカラオケだってさ。10時過ぎるって言ってたから・・・。」 ..........ああ、そうか...........なら、初めからこうする予定ではあったわけだ。 そういう事なら................ 背中の枕を外すと、俺は身体をひるがえした。 それから桂の肩を掴めば、ぐるりと体制を変えて俺の下に寝かせる。 「・・・ちは、や?」 キョトンとした目で俺を見るが、そのまま腰を落とせば狭い入口に桂をねじ込んだ。 うっ、.......、 少し顎が上がると、喉仏が大きく揺れる。 そこに俺の舌が這えば、桂の雄はどんどん硬さを増してくる。 俺の腰を掴むと前後に揺すり、いい処に当たると自然に俺の喉からは声が洩れ始めた。 強く突かれるのもいいけど、こうしてゆっくり回されると快感が脳天を突き抜けそう。 桂の雄は俺のものより逞しくて、しばらく馴染むのに時間がかかるけど、その後はこうして繋がっているだけで感じてしまう。 「スゲぇ、千早ん中・・・・。」 そういうと、桂は俺のものに手を伸ばしてきた。 「だ、め・・・。まだ触んな、・・・・も、ちょっと。」 ゆっくりと、桂の形に馴染んだところで腰を上下に浮かせてみる。 .....はっ、........っ............ 上から見下ろす桂の顔が、みるみる艶っぽくなってくると、俺の中の征服欲の様なものが顔を出してきた。 桂の腕を取って頭の上で固定すると、俺は自分の好きなように動く。 時折、顔を近づけて軽いキスをすれば、どんどん気持ちは登っていった。 んん..............、っ............... 堪え切れずに桂の口に吸い付けば、俺は手を離して自分のモノに移し強く扱いた。 桂は尚も俺の唇を吸い続けると、片手で俺自身に手を伸ばしてくる。 「ん、桂ぁ............ぁ、ぃイ..........」 唇が離れると、声が洩れて快感の渦に呑まれそうになる。もう、自分の手なのか、桂の手なのか分からないけど、滑る指が敏感な部分を擦るとたまらなくて・・・。 んんんんっ...........、....... 二人で同時に果てれば、桂の腹の上には俺の放ったものが融合の痕を残した。

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