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第6話
side聡
亜希が寝たあと、台所に戻ってゴミ(亜希の父)を下っ端に運ばせ、また亜希の寝室に戻り、寝顔を眺めながら考え事をしていた...
(いつもみたいに殴られてたってことは痣とか傷痕とかあんのか...?
寝てるし、ちょっとくらいいいよな...)
ペラッ
「はぁ!?
これでずっと生活してたのか、こいつ...
よく動けてたな...
起きたら病院連れてくか...」
亜希の腹は見たところ肌色の箇所が見えないくらい青紫色や赤色など痣しか見えなかった。
学校では常に長そでYシャツで袖も捲っていなかった為、なにも見えず誰も気づかなかった。
しかも、体育がある日は暑い寒い関係なくヒートテックを着ていたので尚更、誰も気づかない
亜「ん...
あれ、ベッド...?」
聡「起きたか
早速だがこれから病院行くぞ」
亜「え、なんで病院...?
あそこ、嫌い
痛いことしかしない」
聡「なんでって...
勝手にみて悪いが、腹の痣見た
下手したら骨まで傷ついてるかもしれねぇから検査だ
あと、病院は怖いとこじゃねぇぞ?
一緒に行くから、行こうぜ?
怖いことあったらまた守ってやる」
亜「痣?痣って、これ?
病院行ったら痛くなくなる...?
絶対離れない...?」
聡「あぁ、大丈夫だから、行こう
いま車呼ぶからちょっと電話してくんな」
亜「や、やだ...
電話ここでして...
いなくなるのやだ...」
聡「あぁ、大丈夫、いなくなんねぇよ
じゃあここで電話すんな」
プルルルル
聡「あぁ、俺だ
今すぐ〇〇〇まで車回せ」
ブツッ
聡「あと10分くらいで車来んだろうから来たら行くぞ」
亜「う、うん、わかった...」
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