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Ⅰ 俺の部屋に競パンが来た!⑤
グァタァァーンッ
再び激震が走った。
なんだ、なんだっ!
地震
雷
UFO墜落?
それとも、まさか
よもや~
「橋本 、俺と一緒に来い!」
また出たァァー!
競パン一丁男★
会社の桐生 佳知 先輩だァァ!!
まさかっ
よもやっ
「先輩も参加してるんですか、ビーチフラッグス★借り物競争」
「サーファーの誇りと名誉に賭けて、ライフセーバーには負けん!」
この競技に誇りも名誉ないから~
………………
………………
………………
聞かねばなるまい。
聞きたくないが~
「先輩のお題は?」
「これだ」
『早漏包茎ちんこ』
~~~♠
泣いていい?
……つか、なんで二人のお題
ほっ…ほほっほっ
ほーけぃかぶりしてるんだよー!
「橋本が皮被りだからだ」
上手い事言うんじゃねェッ
二人とも、なんで俺のアソコを知ってるの?ねぇ、なんで?
「なぁ、橋本」
あれれ?
体が浮いている……
足が床についてない。どうしてだ?
俺の体、すっぽり先輩の腕の中に収まって……
先輩にお姫様抱っこされているーっ★
「俺を勝たせてくれるよな?」
チュぅ♥
あったかくて、湿った感触
俺、この感覚知ってるよ。
数分前にも感じたから。
んー…気持ちいい……
先輩のはプニっとして柔らかいな。
んっ…んんんー!
パンパンパンっ
肩を叩く。
酸素っ
酸素吸わせてー!
「顔真っ赤♪お前、可愛いな」
惜しみない低音イケボを降らせた唇が、チロリ
赤い舌先で、俺の鼻柱を舐めた。
なにを呑気なーっ
窒息しかけたんだぞーっ
嗚呼 、生きてて良かった……
けれど手放しで喜べない。
俺のセカンドキスも競パン野郎に奪われてしまったァァー!!
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