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Ⅰ 俺の部屋に競パンが来た!⑥

「ワワっ」 体、揺れたッ 今度こそ地震 雷 UFO墜落!? 「京太の童貞包茎は俺のです!先に俺が見つけたんですから!」 縣にグイって引っ張られて、俺の体は縣の腕の中だ。 「ハァ?早漏包茎は最初ッから俺のもんだろうが!」 グイっ 桐生先輩の腕に引き戻される。 「ちがーう!」 二人とも間違ってるぞ。 「俺のは俺の物だー!」 「……なにが?」 「……なにが?」 ……へ? 先輩の漆黒の目と、縣の灰銀の目が同時に俺を捕らえた。 なにって~ ナニ…なんだけど~ 「何がお前の物だ?」 「京太の物って何?」 それは、だから~ 「口で言え」 「言葉にしないと分からないぞ」 ウゥっ 「……どぅ…て……ぅ…けい」 「なに?」 「もう一度大きな声で」 ウゥゥ~ 「どぅてーそーろぅほーけぃっ!」 号泣したい。 なにが悲しくて、二つを合体させなければならないんだッ どんな羞恥プレイだよッ 「頑張ったな、京太」 縣~ ポンポン 俺の頭撫でてくれる。 「橋本に競パン買ってきたぞ」 俺の体をベッドに下ろして、ピンクのリボンの結ばれた包みを差し出された。 ありがとう、先輩~ ………?? 『競パン』って言った? ガサガサガサッ リボンをほどいて、包み紙を取り払う。 これはァァァー★ 「Sサイズでいいな」 オレンジの……ピッチピチ!! 俺も競パンはくのかーッ★

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