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嘘やん…

*** 世は夏休み真っただ中という八月、恋人と夏のホラー特集をビール飲みながら見て、怖いからって一緒に風呂入って、ベッドまで来たら、やることなんてたった一つ。 「悠(ユウ)…。」 「んっ、っ、ん?」 色白でちょっと骨が浮く胸に唇を落としていると肩をたたかれた。 どうしたんだろ?なんか気に入らない事でもあるんだろうか。まぁ、やめてあげないけど。 「おい。」 肩をたたいていた手が頭に回る。 やめないよー。明日は休みだからって誘ったの康太からなんだから。 「おいってばっ」 ついに指が髪の毛を掴んだ。さすがに痛い。 「なんだよ。今日は何言っても止めないって言ってうなづいたのは康太だろ。」 「いや、そうやなくて。」 「だったらなに。トイレ?」 「ちゃうわ!あのな?さっきからリモコン押してんねんけどさ。」 「うん。」 「クーラーつかへん。」 「え。」

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