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第1話 花は貪欲に水を欲した

カーテンから真昼の明るい日差しが 透けているのをぼんやりと眺めながら 激しく上下に揺さぶられる。 快感から閉じることのできない口 そこからは自分の声とは思えないほどの 艶やかで濡れそぼった声が 次々とこぼれ出てくる。 それに興奮したのか俺を上下に揺さぶってる奴は俺のアナルに入っているペニスを更に大きくし俺はそれを合図にして グラインドを更に激しくした。 この生産性の無い行為も 互いの利害の一致で行われている。 これは自論だが人間はどんだけ考えて 理性が止めても本能には抗えないのだ。 なら元から争わない方がいいんじゃないか、なんてきっとクズの考えることなんだろうけど気持ちが良いのだから仕方がない。 俺は下から突き上げてくる男に もっと快楽を寄越せと言わんばかりに そいつに覆いかぶさり 噛みつくような激しいキスをし腰を動かした。 するとそいつは、興奮したのかさっきよりも早く上下にピストンをする。 俺のアナルもそれに合わせて伸縮を繰り返し俺の中に出せと相手のペニスに吸い付き絡めるそうして、互いに高め合い、俺の下腹部にはじんわりと熱く背徳的なものがゆっくりと滲み広がっていった。 昼間の暗い部屋の中で再び止むことのない 淫靡な水音と互いの熱い吐息が鳴り続ける。

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