8 / 11
第8話
フィット感を重視する阿良々木の肌を覆う黒いボクサーパンツを高槻は口だけで脱がせていく。歯を当てないよう慎重に。それでいて欲望の赴くまま急いで下着を下げると、まろび出た剛直を阿良々木が高槻の口に押し込んだ。
「んぐぅ……」
顎が外れそうなほどに開いた口にごりごりと阿良々木の性器が押し付けられる。苦し気に呻きながらも高槻は舌を這わせると、阿良々木の動きに合わせて吸い付いた。
「美味いか」
馬鹿にしたような声も気にならない。ただただ夢中になって高槻は剛直を食む。そうして阿良々木が夢中になりかけたタイミングで放り出すと、マットレスの上で身体を回転させて獣じみたポーズを取った。
「ここでイって下さい」
四つ這いになった高槻は振り返り、秘所を露わにした格好で阿良々木を誘う。ひくついた窄まりが目につくよう高槻は下着を指で避けた。
「ド淫乱が」
ずぷり。ためらいもなく差しこまれた剛直に、高槻は背を逸らせて喜ぶ。危うく達しそうなほどに心地よい熱が高槻を貫いた。
ともだちにシェアしよう!