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第7話
いつの間にか薄い使い捨ての手袋をした阿良々木の指が、ジェルを纏い侵入してくる。僅かに下着をずらし、一番奥まった場所にある窄まりの内側へと。
「ん、ああ……っん」
ぐじゅりと音を立てながら指は内側を這いまわる。二本の指がばらばらと動き始める頃には高槻の腰が妖しく揺れていた。
「自分でいいところに当てようとしてるな。なんでも喰う淫乱め」
「違うぅ……」
指が曲がる度にトンと高槻の弱いところが突かれる。それなのに高槻がもっとと思うタイミングを狙って阿良々木は指を違う方へと差し向けた。
嫌だ。もっと。前は下着をびっしょりと濡らし、ストッキングさえも通り抜けて滴を零す。
「どうした?」
「や、もっと……」
「指じゃ足りないか淫乱」
「ん……」
ストッキングを穿いた足で阿良々木の股間を撫でた。くれるならこっちの大きすぎるのが欲しい。高槻が口を開いて誘うと、片手で前を開いた阿良々木が蒸れた匂いのする股間を高槻の前に突き出した。
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