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第6話

「りとさんは何も悪くないよ。嫌われるの怖かったよね?」 「怖かった…でも…結局俺は…」 「りとさんは悪くない…悪くないよ…忘れちゃお…俺が忘れさせてあげる」 「めのさん…」 「おいで」 誰でもいい…俺を甘やかして…慰めて…夏南を忘れさせて… めのさんに手を引かれ風呂にはいる。 二人して服を脱ぎ抱き締めあった 「りとさん…こっち見て?」 ゆっくりと顔をあげるとキスが降ってきた。 俺より少しだけ高い目線。よく見ると瞳の色が左右違う。 「めのさん…宝石みたいだね。その瞳」 「気持ち悪くない?」 「うん…とっても綺麗」 少し背伸びをして瞼にキスをする 「…りとさん…俺もね失恋したばかりなんだ」 絞り出すように発された言葉 「別れ話された理由もね…りとさんと同じ…」 「俺たち似た者同士だったんだね」 「俺も忘れたい…りとさんを利用しようとしてる…そんな俺が優しいかな?」 「利用して?俺も利用するから…めのさんは優しい。だってそんなこときいてくれるんだから…」 お互いでお互いの体を清めていく。 「りとさん…綺麗な体だね。」 「めのさんには負ける」 体もお互いで拭き二人で手を繋ぎ部屋に向かう。 そっとベッドに俺を押し倒す。 「りとさんは相手は男性?女性?」 「男性だよ」 「そう…」 「やっぱり気持ち悪い?男同士なんて…」 「ううん。俺もそうだから…。」 「じゃあちょうどいいね…」 そうして体を重ねた。何度も何度もめのさんの中に欲を吐き出した。 乱れる姿が堪らなく妖艶…夏南と全然違う…でも… 「可愛い…めのさん」 「必死なりとさんも可愛いよ」

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