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プロローグ

「ぅあっ・・・」 「ほら、なんて言うか分かるな、廉」 「ぁ・・・」 「廉ちゃん、言ってごらん」 「ぁっ・・・イクっ・・・イクっ、しょおくん・・・斗紀雄くんっ、もう・・・もうっ、いくっいくイクイクッ!」 「イけ、淫乱」 「おれの腕の中で気持ち良くなってね、廉ちゃん」 「いくいくいくいくっ・・・ああぁっ!」 どうして、という言葉が一瞬だけ廉の脳裏によぎったが、すぐさま快楽の波に理性はさらわれた。 気持ちが良いから、それだけ。いつも言い聞かせて、大切な気持ちに蓋をするのだ。

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