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第13話

夏南side 昨日は何の相談だったんだろう? いつも飄々としているりーくんのあんなに苦しそうな顔初めてみて何も言えなかった… 解決…したかな? 「おはよぉ」 「おはよ。夏南」 「おはよ。たーくん…」 「昨日のこと…気にしてる?」 「…うん…」 「大丈夫だよ。」 たーくんの表情は晴れやかでちゃんと解決したんだと安堵した 「璃人ならもう来るはず…」 「おっはよ!!夏南!」 「うわっ!おはよっ。りーくん」 突然飛び付くように後ろから抱き締められた うわぁ…心臓うるさい…バレてないかな…? りーくんは大きくて暖かくてホッとする… あぁ…もっと触れて欲しい…もっと…近付きたい… 「ねぇ…夏南。話しあるんだけどさ」 いつもより落ち着いた低い声で耳許で囁かれる。 俺の中心部が熱を持ったのを感じた… やばいなぁ…声だけでそのうちいけちゃいそう… 「夏南?」 「あ…うん。何?話しって?」 「今日放課後時間ある?」 「うん。大丈夫だよ」 話って何?もうたーくんに近付かないで…とか?もしかして昨日の相談って…たーくんに告白とか? たーくんも実はりーくんが好きで…付き合うことになったからもう、側にいないで…とか? グルグルグルグル嫌な気持ちが膨らんでく… 「夏南?具合悪い?やめとく?」 「…璃人。これから連れてって話したら?何か余計なこと考えて勘違いしてそう」 たーくんはすごいな…何か考えてるってわかっちゃうんだね… 「…わかった!んなら行ってくる。うまく言っておいて」 「はいはい」 「ちょっ…りーくん…俺授業後出ないとわかんなくなっちゃう」 「勉強なら俺が教えるから心配しないで」 結局連れてこられた場所は屋上だった。少し息があがって苦しい… 「りーくん…話って?」 少し声が途切れちゃった… りーくんが俺を見て両手で顔を覆った 「もう…勘弁して…」 「え?」 「嫌…何でもないよ…あのさ…昨日のことなんだけど…」 「うん」 「お前のことを相談してた…」 やっぱり…悪い予感が的中…もしかして俺の気持ちばれてた?気持ち悪いって言われちゃう?

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