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第14話

夏南が不安そうに俯く。 「あのさ…俺…」 「ごめんなさい!!りーくんのことずっと好きだった」 「へ?」 「俺の気持ちが友人ではない好きだって気付いたんだよね?気持ち悪いよね?。ごめんなさい!好きになってごめんなさい!」 「は?え?」 ボロボロと泣き始めた夏南に動揺する… 「やっぱり…やっぱり…我慢すれば…」 「ちょっ…まっ…」 「本当は…たーくんのこと好きなのに俺がそんな目で見ていたから…だから…」 「待って!ねぇ…落ち着いて…あの…ええっと…俺のこと…好きなの?友人としてじゃなく?」 「…」 黙って首肯く夏南が可愛い 「…えっと…それって…俺と同じ気持ちってことでいいのかな?」 「え?」 「俺も…友人としてじゃなく…お前のこと見てた…だから…えっと…最近お前のこと…邪な気持ちで見ちゃって…それで…琢磨に相談して…」 「え?」 「夏南…もっかい言って?」 「りーくんのことが好きです!…」 「俺も…夏南のことが好きです」 「りーくん…好きです…俺の恋人になって?」 「よろしくお願いします」 こうして俺たちの関係が始まった

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