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第38話

夏南side 「りーくん…」 「あぁ…いつもの光景…人間増してるな…テスト前だもんな」 「流石りーくんだね!」 泣きそうになるのを必死に耐え笑う。でもたーくんにはお見通しだ 「璃人が見えないとこいこっか?」 「大丈夫だよ」 「大丈夫じゃないだろ?目潤んでる…おいで」 たーくんに手を引かれ空き教室へ向かった 「俺…欲張りになっちゃったんだ…エッチして…もっともっとりーくんこと好きになって…片時も離れたくない…でも…りーくんはみんなに優しいから…俺は…」 たーくんが抱き締めてくれた 「もう我慢しないで言っちゃえば?いい子でいる必要ないんじゃない?」 「できないよぉ…りーくんの優しいとこ好きだって言ったもん…」 「ばかだな…お互い思いあってるんだからわがまま言えばいいんだよ」 「だって…」 たーくんが俺の頬を両手で包み込み上を向かせる ちゅっ… 「え?」 「涙止まったね」 突然のキスに涙は引っ込んでしまった。 「夏南は泣き顔は似合わないよ。可愛いけどね。そんな顔俺ら以外に見せない方がいいよ?襲われちゃうよ…」 「そんなこと」 今度は少し深いキス…気持ちいい…徐々に深くなっていくキスに翻弄されて息もあがる… 「た…くん…」 「ね?夏南は魅力的なんだから…そんな可愛い顔見せないで?じゃないと…」 今度は机に押し倒されてしまい制服の中にたーくんの手が侵入してきて脇腹を撫でる 「あっ…」 「夏南…可愛い…」 「たーくんっ…」 「夏南…璃人のこと一瞬でも忘れられるよ?俺に身を委ねてみる?」 「んあっ…だめっ…だよ…」 俺の胸の飾りをさわさわと撫でるたーくんの長い指… 「それならもっとちゃんと抵抗して?」 「あっん…たーくんっ…だめっ…あ」 「本当に?だめ?ここ…つんと立ち上がってるよ?」 「いやんっ…みな…で…あっ…」

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