38 / 133
第38話
夏南side
「りーくん…」
「あぁ…いつもの光景…人間増してるな…テスト前だもんな」
「流石りーくんだね!」
泣きそうになるのを必死に耐え笑う。でもたーくんにはお見通しだ
「璃人が見えないとこいこっか?」
「大丈夫だよ」
「大丈夫じゃないだろ?目潤んでる…おいで」
たーくんに手を引かれ空き教室へ向かった
「俺…欲張りになっちゃったんだ…エッチして…もっともっとりーくんこと好きになって…片時も離れたくない…でも…りーくんはみんなに優しいから…俺は…」
たーくんが抱き締めてくれた
「もう我慢しないで言っちゃえば?いい子でいる必要ないんじゃない?」
「できないよぉ…りーくんの優しいとこ好きだって言ったもん…」
「ばかだな…お互い思いあってるんだからわがまま言えばいいんだよ」
「だって…」
たーくんが俺の頬を両手で包み込み上を向かせる
ちゅっ…
「え?」
「涙止まったね」
突然のキスに涙は引っ込んでしまった。
「夏南は泣き顔は似合わないよ。可愛いけどね。そんな顔俺ら以外に見せない方がいいよ?襲われちゃうよ…」
「そんなこと」
今度は少し深いキス…気持ちいい…徐々に深くなっていくキスに翻弄されて息もあがる…
「た…くん…」
「ね?夏南は魅力的なんだから…そんな可愛い顔見せないで?じゃないと…」
今度は机に押し倒されてしまい制服の中にたーくんの手が侵入してきて脇腹を撫でる
「あっ…」
「夏南…可愛い…」
「たーくんっ…」
「夏南…璃人のこと一瞬でも忘れられるよ?俺に身を委ねてみる?」
「んあっ…だめっ…だよ…」
俺の胸の飾りをさわさわと撫でるたーくんの長い指…
「それならもっとちゃんと抵抗して?」
「あっん…たーくんっ…だめっ…あ」
「本当に?だめ?ここ…つんと立ち上がってるよ?」
「いやんっ…みな…で…あっ…」
ともだちにシェアしよう!