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第130話
瑪瑙side
隣で眠る大切な人…りとさんを見つめる
初めて出会った頃はりとさんはまだ高校生だった。
それから時は経って俺らももう随分と大人になりましたね。
「りとさん…愛してます…」
今こうしていられることがとても幸せであったかくて…あぁ…諦めなくてよかったって何度も何度も自分の中で繰り返しています
「りとさん…睫毛長いなぁ…鼻筋も通ってて…やっぱり美人だな」
「…んん…めのさん…」
「起こしちゃった?」
「んん…大好き…」
俺の胸に顔を埋めまた穏やかな寝息をたて始めたりとさんをぎゅっと抱き締めて俺ももう一度目を閉じた…本当に…俺は…幸せです…
りとさんの温もりを感じながら意識を手放す
「…くすっ…めのさん…可愛い…」
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