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教室の一角には、カーテンで仕切られた控えがあった
そこには冷やしたジュース等の飲み物や、女子が有名チェーン店から仕入れた菓子等が置かれていた
その中には
男子に労いのつもりか
チョコの差し入れがあった
客が来ないため、さくらも控えに入る
「お、これうめー」
さくらとは話した事もない男子二人が、仕事も忘れ呑気にそのチョコを食べていた
「工藤も食う?」
「…う、うん」
さくらは差し出されたチョコを受け取った
それを口に含み
苦い味が口いっぱいに広がる
「…これ……」
さくらは少し咳き込んだ
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