40 / 54

10

「ねー、キスは?」 その時、女子の中の誰かがそう言った すると女子達は更に盛り上がった 「…ナツオ」 不安そうにさくらはナツオを見た するとナツオは そんなさくらの頬に唇を寄せた それはほんの少し触れる程度で ナツオの熱はほんの一瞬しかさくらには感じなかった 「お嬢様方、これでどうかご勘弁を」 そう言ってナツオは笑顔のままさくらから離れた すると女子達は残念そうに席についた そうした後 さくらは急に竜一に会いたくなった 歩きづらいピンヒールをその場に残し 裸足のままさくらは教室を出た

ともだちにシェアしよう!