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第14話
Side尚
「ぁ……んんッ……ひゃぁっ!」
「このっ……淫乱……がっ!」
「ぁぁっ!ご、めんなさ……いっ!」
…………………………どのくらい……突かれただろう………………
慣らされず、無理やり入れられた後孔からは、血が垂れており、
精液と混ざって、ピンク色の液になっていた
それが、ぴちゃぴちゃと床に垂れていて
ピンク色の……水たまりを、足元に作っていた
目の前にいたはずの朔也さんは、いつの間にか出ていっていた…………
それでもなお終わらないお仕置きに、頭が狂いそうだ………………
「おまえは…………だれのもんだっ!」
「きょ……ちゃんの……ですぅ!!」
「だったら…………浮気すんな!」
「んぁぁっ!!…………んぎぅぅっ!ぁ…………」
ガツガツと、容赦なくいいところを抉られる…………
感じたくないのに………感じてしまう……………
やめて欲しいのに………きょうちゃんの手を掴んで離したくない………………
どうして…………この人から離れられないんだろう……と頭の片隅で…不思議に思ってしまう
彼は……特別僕のことが好きなわけじゃないのに…………
僕は……彼を愛してやまない………………
いつまで……この関係を続ければ愛が返ってくるのだろう…………
いつまで……この人にすがりついていなきゃいけないのだろう…………
いつまで……僕は身と心を削らなきゃならないのだろう…………
こんなに心がすり減るくらいなら、逃げればいいのに…………それができないのは…………僕の心が弱いからだ………………
どんな形でもいい………………愛してほしい…………
親にも、友人にも、教師や、近所の人にだって…………愛されたことは無い………………
………愛されたことがない僕は……どうすれば愛が返ってくるのか………………その術を知らない…………
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