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・第25話・

俺の唾液でしっとりと濡れた指が蕾に押し当てられて、ユルユルとそこを撫でてからツプリと指が埋め込まれ、ゆっくりと侵入してきた。 「ンんぅっ!」 すごい圧迫感 ゴツゴツとした指が、狭い窄まりを押し拡げるように奥へ奥へと進み入ろうとしてくる。 い、痛い くっ、苦し、い…… 無意識にたなごころに爪が食い込むほど強く拳を握った。 「んあっ! はぁ……んっ…う、ん…っ……」 「飛雄ごめんね。痛い?」 「おっ、いか、わさっ……だ、大丈夫、で、す…… つ、続けて、下さ、い……」 「うん……飛雄、力抜いて」 「うぁっ! は、はいっ……」 彼のその言葉に力を抜こうとするが、力を入れるなと思えば思うほど逆に入ってしまう。 「飛雄、息吸って」 「んっ、は、い……」 「吐いて」 「ふっ、ふっうぅぅぅ……」 言葉に従いながら息を吐いていると、ズププと音をたてながら指が奥底へと突き進んでいった。 「んはあぁっあ、ぁ……」 「飛雄、ゆっくり深呼吸を繰り返して」 及川さんが優しい声でそう言って、柔らかく頭を撫でてくれた。 彼の表情も優しく笑って俺を見つめてくれて 苦しいけど、そんな彼の顔を見ていたらなんだかホッとして、自然と笑みが生まれた。 落ち着いて、深呼吸しよう。 ゆっくり息を吸って、吐いていく。 彼の指が少しずつ奥へと進んで。 でもさっきより動きがスムーズになっている気がした。 彼が笑って、頭を撫でてくれたから、俺も落ち着けて力を抜くことが出来たんだと思う。 まだ圧迫感はあるけど、緊張して力を入れていた最初の時よりだいぶ楽になった。 ゆっくり少しずつ突き進んでいた指が、ついに全部俺の中へ埋め込まれた。 「はっ、ん、あぁ……」 「指、最後まで入ったよ。大丈夫?」 「はい……」 「ん。じゃあ、動かすね」 優しく微笑んでから彼は、真っ直ぐ埋め込んでいた指をゆっくりと曲げてきた。 「あぅっ…ぅぅ、」 グチュッ、グチュッと音をたてながら、指を曲げたり伸ばしたりされ、その度に声が漏れてしまうのを止められない。 「んっ、んぅ……あ…あぁっ、うっ……」 「指、増やすね……」 その言葉通り、もう一本指が窄まりを押し拡げてきた。 一本だけでもすごい違和感があるのに、ニ本目だなんて…… でも……この指よりも更に太い彼の物をこの後俺は受け入れるんだ。 だから、これぐらいで音を上げてる場合じゃない。 ニ本目が厭らしい音を立てながら中へと侵入して、また根本まで呑み込む。 「はっうぅ……ん、」 「飛雄、入ったよ。 最初より入れるのだいぶ楽になったね。 慣れてきたかな?」 「ん、う…は、はい……」 「ふふっ、じゃあ動かすね」 嬉しそうに笑って今度はニ本の指をバラバラに動かし始める。 「んっ、は、あぅ、んんっ!」 バラバラにクネクネと動かされて、すごい違和感に声が止められない。 グチュっグチグチ、グチュっ! 「うっ! あっ、あぅ……んあぁ、う、あぅ……っ」 「飛雄のお尻の中、だんだん柔らかくなってきたよ」 エッチな音を響かせながら掻き回され、内壁を擦られる。 擦れる度俺の唇からひっきりなしに上擦った声が溢れ出た。 「あ、あっ! あぁあ…んぁ、んはぁ……んんっ!」 「気持ち良さそう……ヒクヒクしてきたね。 最初はあんなに狭くて、キツキツだったのに…… 俺の指にすんごい絡み付いてくる」 言われなくても分かってる。 自分の中がどうなっているのか。 全身が燃えるように熱くなってきて、がくがくと痙攣しはじめた。 緊張して、不安に思っていたことがどうでも良くなって 嘘みたいで すごい……こんなになるなんて…… 「あ、んんっ、はんぁ……んあぁぁ、お、いか……わさ、んん!」 「待ってね。一番良いとこ探してあげるから」 一番良いところ? 何かを探るようにニ本の指がバラバラに動き回り、内壁を何度も擦り上げる。 グッチュ、グチュグチュ…… グチャグチャに動き回っていた指が、 あるところを思いっきり刺激した 「ん"んぅ〜〜〜〜っっ!!」 次の瞬間チカチカと目の前に火花が散ったような感覚に襲われて、身体が激しく痙攣しだした。

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