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・第145話・

及川さんは膝で俺の勃ち上がったそこを、容赦なくグリグリと刺激し続ける。 堪らなく気持ち良すぎて、俺は及川さんに覆い被さるようにしがみついた。 「うあっ、うぅ……お、いか、わさ…ん……やめっ、やめろっ……! あぅ、あ、んたさっきまで…気持ちよ、さそーにっ、んぁっ……して、たくせに、んでっ!」 足の動きを止めぬまま及川さんは笑みを溢しながら、手を伸ばして俺の身体をゆっくり撫で上げる。 その肌の上を滑る手の感触に、ゾクゾクッと更に下半身が反応してしまう。 逃げない快感に強く瞼を閉じて、及川さんの服を握った俺に彼は楽しそうに口角を上げた。 「う~んまぁ、ちょっとは気持ち良かったかなぁ?」 「ち、ちょっと?」 「そ。あ、もしかしてトビオちゃ~ん、俺がお前の愛撫で気持ち良くなって、喘いでたんだって思ってたのぉ? この及川さんがあれぐらいで気持ち良くなるわけないじゃ~ん!」 「じゃ、じゃああの声は?」 「フフフ、ああやって声出してたら、トビオちゃんコーフンするかなぁって思って。 こここんなにしちゃって……効果覿面だったみたいだね♪」 「んはぁあっ!」 笑いながら更に強く膝をグリグリ擦り付けてきて、それでなくても反応している俺の下半身が気持ち良さそうに悲鳴を上げた。 てっきり気持ち良くて声出してたのかと思ってたのに、あれは演技だったなんて…… 余裕そうな顔がムカつく。 そしてそれにまんまと反応してしまった自分のにも腹が立った。 「何トビオちゃん、演技だったことにショック受けてんの? だったら本当に俺を喘がせられるように、もっと強い刺激をちょうだいよ。 ちょっとやそっとじゃあ全然満足出来ないんだよ。 それとも受けに戻って俺に抱かれちゃう? 飛雄そろそろ限界そうだし~」 そう怪しく微笑んで、下着の中に熱くて汗ばんだ手を潜り込ませようとしてくる及川さん。 その熱さに俺は、崩れそうになっていた理性を繋ぎ止めて、勃ち上がったものへと一直線に進もうとする及川さんの手を掴み上げた。 「待って、ください…… 誰が、受けに戻、るって言ったんすか? 今日は俺、が抱くって、言っただろ! 待ってろすぐに気持ちよくさせてやる!」 「もうイキそうなくせに、言葉だけは一丁前だねぇ~ 分かったよ。もう少し頑張ってみれば? ただし攻めが受けより先にイっちゃあダメだからね」 「え?」 「え?じゃないよ。 俺をぐちゃぐちゃにするんでしょ。 俺がお前より先にイったことある? 攻めが受けより先にぐちゃぐちゃになるとか有り得ないからね。 飛雄もうイきそうだけど、俺を気持ち良くさせるまで我慢してね♡」 「なっ! ……んぬん…………」 ハッキリ言って及川さんに刺激を与えられた俺の下半身は、かなり限界なところまできていた。 完全に勃ち上がって、下着の中で窮屈そうにヒクついている。 でも、イったら絶対力が入らなくなって、及川さんを抱けなくなるだろーし。 ここはやっぱり我慢して、先に及川さんをイかせてから…… 「ホラ、強~い刺激で及川さんを満足させてよ♡」 イヤらしく笑って、及川さんは自ら自分の下着をずり下げた。 「トビオちゃん、しゃぶって♡」

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