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第12話
男は少し顔を歪めて笑う
その表情にゾッ、とした
……はぁ、はぁ、はぁ、
全速力で走り抜けた様に息が上がり
全身の力が抜けてしまう……
涙が溢れ、目尻から溢れ零れる
と、
膝裏に手を掛けられ、グイッと持ち上げられる
……え………
男の手中にあった粘着液を、僕の窄んだ穴に充てられた
「や、やだっ!!」
急に怖くなり、足をバタつかせる
だけど既に腿の間に男の腰が差し込まれ、何の抵抗にもならなかった
「……ぅ、…鈴…!」
気がついたのか、後頭部を抑えながら優斗が起き上がった
「やっと起きたか…」
男は自身の反り上がったモノを僕のソコに充てた
「…やだ……」
「…駆け落ち相手の目の前で、犯される気分はどうだ?」
そう言って男はグイッとソレを一気に捩じ込む
そんなモノを受け入れた事のないソコがメリメリと裂け
痛くて悲鳴を上げた
「やめろ!」
優斗が立ち上がって此方に向かう
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