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【R18】寡黙な騎士をこの手に抱いて(8)

 改めてルーセンスをベッドの上に完全に乗せ、胸の突起を弄りつつキスをする。口の中が弱いのか、舌を絡めれば直ぐにうわずった声が聞こえる。目が涙目だ。 「さて、どうしてみようか…」  素股が気持ちよさそうだったが、最初くらいは顔を見てやりたい。胸の反応はいまいちか。では、どこが気持ちいい。何をしたらコイツは喜ぶだろうか。 「とりあえず、これか」 「え? はぁ! あの、シーグル様!」  とりあえず俺はルーセンスの強張りを扱き、先走りを塗り込むようにして動いた。水音が響くようにすれば、恥ずかしげに身もだえ掠れた声でよがる。 「お前、もしかして羞恥プレイが好きか?」 「え? えぇ!」  …自覚はないらしいが、音を立てて弄ぶようにしたほうがいい声が響き匂いが濃くなった。興奮すると竜人の匂いは濃くなる。嘘はつけない。  ニヤリと笑い、俺もそれに反応した。そういう趣味ならより開発してやろう。 「なんだ、自覚がないのか? それとも、俺にされて興奮したか?」 「そのようなこと、はぁ…」  息が荒くなっている。間違いない様子だ。  首筋に顔を近づけ、そこに噛みつけばビクビクと震える。痛いのも嫌いではないらしい。真面目なコイツがまさかこんなに乱れるとは思わなかったが、思わぬ収穫だ。  ふと、それならばと思い立ち、俺は自分の指を切ってそれをルーセンスの口に突っ込んだ。舌が俺の指を舐めしゃぶるというのは案外腰にくる。思わず俺も疼いてしまった。 「な…にが…?」 「俺の安産スキルを付与した。着床と定着だけだがな」 「……えぇ!」  驚きに目がまん丸だ。ついでに匂いが増した。何かを想像したらしいコイツの目の前に、俺は薬の瓶を取り出した。 「魔力の操作が得意なら、可能だろ。それができない母上やザルなロアールでは難しい芸当だが、俺は自分の中の魔力を操るのが得意だ。血を媒介に数時間程度だが、俺のスキルをお前に分けた。意味は、分かるな?」 「あの…」 「お前とこのままヤれば、普通よりは高い確率で孕むぞ」  耳元で言えば、もの凄い勢いで肌が熱をため込んでいく。  まぁ、実際は俺の持っているスキルレベルよりもかなり効果が落ちる。俺は安産スキルレベル50。そこから付与となれば半分かそれ以下になる。実際はほんの少し確率が上がった程度で、高確率で妊娠なんて事はないんだが。  だが、思わせておくほうが楽しいだろう。それに万が一本当に懐妊となればめでたい事で何一つ拒むものではない。コイツを伴侶として迎える心づもりだ。  見せつけるように薬を一つ手に取り、あいつの手に乗せて重ねた。たっぷりの愛情でもって口づけていけば、手の平が温もるように温かくなる。音を上げる前に解放して、薬をみればピンク色に色づいたそれが見えた。  真っ赤、とまでは行かないのは分かっている。コイツはまだまだ取っ払ってやらなければならない感情がありそうだし、真っ赤になるまで何かしらを教え込むのもいい。 「見ろ、ルーセンス」 「!」  色の付いた薬を見て、ルーセンスはワナワナと唇を震わせる。俺はその薬を含み、口移しにした。抵抗するとは思わないが、俺がしたかった。飲み込んだのを確かめ、更に煽るようにグチャグチャにしていけばより乱れる。  ピンと乳首を弾き、こね回す。さっきまでは反応の薄かったそこが、徐々に硬く尖り始めた。 「なんだ、胸も気持ちいいんじゃないか」 「あの、これは…」 「見ていろよ」  ゆっくりと乳輪を舌でなぞり、尖った先端を転がせばより恥ずかしそうな喘ぎが聞こえ、身を捩り出す。感じているのは、俺の腹を濡らす強張りで分かる。

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