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第14話
その時その顔に嬉しそうな表情を浮かべていた陵は後日、その顔に暗い表情を浮かべていた。
一人分の家財道具がある室内。そこでため息を付いた陵は恋煩いをしていた。
あの人なんて言う名前なんだろ…それになんであの人赤ちゃんプレイ店してたんだろう…。
陵は鈍感で尚且つアフォだった。
自分が自分を脅すような事をした男に惚れていると言う事に気づかないほどに。
陵は盛大なため息を吐いた。
それから陵は少しの間考え事をする素振りをした後、今度会った時に男に疑問をぶつけようと思った。
後日、陵はいつも男と会う男の部屋の中にいた。
男は臨戦態勢(バスローブ姿)で陵はスーツ姿。
男は陵に歩み寄ると陵のネクタイに手を伸ばした。
シュッと言うこぎみのいい音を立ててネクタイが外される。
その時あっと言う言葉を発した陵は自分の下半身が反応している事に気付いた。
ダメだ…。陵はそう思うとかぶりを振り自分の頭の中からいやらしい気持ちを排除した。
「あっあのっ」
「なんだ?」
「あなたの名前って…」
男は驚いた表情をした後その顔を綻ばせた。
「黒井龍生」
かっかっこいい名前…見た目だけじゃなく名前までかっこいいなんて…。
陵は龍生にメロメロな自分に気づいた。
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