8 / 12
志狼と鉄平2
「あ、ん……ふぅ」
志狼は鉄平の小さな可愛らしい口の中に、指を入れて戯れるように動かした。鉄平は一生懸命に舌を絡めて、志狼のごつごつとした指をしゃぶる。
布団の上に鉄平の体を伏せにして、デニムを下げて尻だけをむき出しにする。たっぷりと唾液で濡らした指で鉄平のアナルに触れた。
「あ!」
アナルの縁 をゆるゆると揉み、ゆっくりと中指を埋めていった。
「あ、あ、しろぉ……あぁあ」
鉄平の体がカッと熱くなる。後孔は従順に志狼の指を受け入れた。
もっと奥へと導くように、内壁が淫らに蠢く。
「ああ、タマ……」
華奢な体に覆いかぶさり、志狼は後ろから鉄平の耳を食んだ。
「すっかり慣れちまったな。ここに挿れられんの」
「なっ……しろうが、しろうのせいでしょ……いっぱいするから、あぁ」
志狼は指を二本に増やして、蕩けていくアナルをグネグネと解していく。
「ああ。何も知らない処女だったお前を、俺がこうして……ケツで感じるようにしてやったんだ」
「あ! やらしいこと、言わないで……!」
「エロくて可愛い。俺はすごく好きだ」
「……はぁ、あ!」
志狼の甘い声に鉄平は、更に感じてしまい、背を震わせた。恥ずかしいけれど、たまらなく気持ちいい。
鉄平のアナルから、ゆっくりと指を抜いて、志狼はジッパーを下げて己の雄を解放する。そこはすでにギンギンに硬くなっていた。
「タマ、もう挿れるぞ」
「ああ……まって……あぅ」
志狼は鉄平を抱きしめ、ゆっくり、ゆっくりと挿入し始めた。
「あ、あ、あついよぉ……あ。はいって……くる……ぁああ」
じれったいほどにゆっくりとした挿入に、より一層、志狼の雄の硬さや熱を感じて、鉄平は掠れた甘い鳴き声を上げた。
「あ! あ! はいる……っ……奥まで、入ってくる……あぁ、しろぉ!」
「……はっ」
逞しい雄をずっぽりと奥まで埋めて、志狼は色っぽいため息を吐いた。そのまま、しばらく動かずに、鉄平のアッシュグレイの髪に頬をすり寄せた。
「ああ、気持ちいいな。タマ」
「……しろう」
なかなか動かない志狼に焦れて、鉄平の腰が催促するように揺らめいた。
「エロイ子だな。どこでそんなおねだりの仕方を覚えたんだ」
志狼が低く、喉で笑った。
いつもの睦言だ。鉄平が恥ずかしがる姿が可愛くて、志狼はわざと聞くのだ。
「だって……あ」
「こうか?」
ゆるゆると志狼が腰を回し始めた。鉄平の感じるところをぐっと抉るようにして、徐々に腰の動きを速めていく。
「あぁああ……し、ろぉ……あぅ……あ! あ! やぁああっ!」
熱い楔を抜き差しされて、鉄平は甘い声で鳴き続けた。
ともだちにシェアしよう!