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第10話

朝起きると体がさらに重かった。 妊娠している分 + セックスをしているからだ。 さすがにそろそろやめてほしい。 そう思っていると隣で寝ていた諒が抱きついてきた。 「おはよう。命」 「ん…おはよう。諒」 僕の頬にキスをする。 「お腹…どんどん膨らんできたね。」と僕のお腹を優しく撫でる。 「うん、だから、そろそろやめてほしいな」 「…そっか。そうだよな。」 シュンとしていてなんだかかわいそうなことをしたなとついつい思ってしまった。 (でも、僕、一応妊娠中だしこれぐらい…。) 「そろそろ…お義母さんにも言わないと。」 命は、大学に行っていて相談することもできず 仕方ないと思った。 「それにしても、諒の家広すぎる。」 長い長い廊下を渡り、静江さんのいる部屋に向かった。 「何でお前がいるの?」「…ぁ…。」 廊下には合田君が立っていた。 「あっ‼そうだ。…僕たち結婚決まったんだ。」 「えっ…?」 アリエナイ。ソンナコト…。 「お義父様がお決めになってね。今話が進んでる。」 頭が追いつかない。 「でも、諒はそんなこと「まーくんはお義父様には逆らえないんだよ。」 合田君は薄笑いの勝ち誇った顔をしている。 「捨てられる前に消えたら?」 ステラレル?キエル?僕はもう…        イラナイ?

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