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第5話
俺は、疲れているのだろう
「はぁー。風呂入って早く寝よう。
うん。俺は疲れている。うん。」
「おい!慶!挨拶なしかよーつれないなー
会うの久しぶりなのによー」
「俺、また幻聴?やばい、相当
疲れている。」
ブツブツ独り言を言いながら風呂場に
向かおうとすると、バンッ!
と行く手を阻まれる
「おい!俺の事無視すんな!」
いやいや、無理でしょ
こいつは、何を言ってんだ??
「おい!話き け よー!けーい!!」
うるさい、こう言う時は話しを聞く?
無視する?
好奇心が勝ってしまい…冗談半分で
話しを聞こう
「で、お前は、誰ですか?」
咳払いをし、自己紹介をしてくる幽霊
「俺の名前は、三島 夏です!
よろしく!」
手を差し伸べられた。……
いや、夏?三島 夏…
「はぁ!?お前夏なの??」
「そーだよ!夏でーす!
一昨年事故っちゃった夏でーす!」
2年ぶりに見た幼馴染は、幽霊となって
俺の前へ、現れた。
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