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第5話

「おはよう。幸。」 「…んぅ…。」 ゆったりと体を起こし、リビングに向かう。 今日の朝ごはんはフレンチトーストだった。 「ココア、おいしぃ。」 ちびちびと飲んでいると、 「幸、今日鬼柳会に行くぞ。」 「?なんで?」 「親父に報告しなければならないことがあってな。」 「?」 「おう!幸。久しぶりだなぁ。」 「親父さん‼」 「そう、ふて腐れるな爽。」 「…。チッ」 ガラリ 「あら。もしかして幸君?」 「…はい。」 女の人は目を光らせて 「きゃーっ‼可愛い‼私は爽の母、桜よ。 よろしくね。」 僕を抱きしめながら自己紹介をする。 「あぁ。私が幸と一緒にいるからあなたたちは向こうで話なさんな。」 と言うと渋々爽さんと親父さんは向こうの部屋に行った。 「幸君は何が好きなの?」 「…んーと、小物が好きです。」 「あら。一緒ねぇ。私も小物が好きなの。例えばどんなの?」 「えーと、ガラスでできたものとかは特に。」 「じゃあ、今度私とお買いものしましょ‼」 「はい‼」 爽さん達の話が終わったのかこちらの部屋に帰ってきた。 「幸、帰ろうか。」 「うん。」

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