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第4話

爽side 最初、親父から許嫁がいると聞いたときには驚き、とても怒った。 しかしいざ顔見せをしようと集まったとき許嫁を見て綺麗だと思った。 たどたどしく、15歳とは思えない語彙力と体、そして白銀の髪に、まるでサファイアのような瞳。 絶対に守り抜きたいと思った。 贈り物をしたときはすごく喜んでくれて心があたたかくなった。 セックスも初々しく、ハジメテなのにとても感度が良く、つい激しくしてしまった。 幸が眠ってから佐東の所へ向かった。 「おや。若、どうなされましたか?」 「いや、幸についてもっと詳しく聞こうと思ってな。」 「左様で…。」 幸の昔の様子を聞くと俺は怒りでみち溢れた。 幸の家族構成など、色々調べられた書類を見ると、幸の父親を殺したくなった。 「現在、幸の父親は何者かにより匿われてこちらからでは手が出せないのです。」 「…チッ…」 「若…そろそろ幸が起きます。あまり幸を一人にさせないでください。」 「わかっている。」 急いで俺は家に向かった。 ドアを開けると寝室からすすり泣く声が聞こえる。 家の中を走って寝室に入り、幸を抱きしめる。 「幸、大丈夫か?」 「…だいじょぉぶ。僕、いいこにしてたから。」 「…お腹空いただろ?ご飯作るから待ってろ。」 あぁ、愛しい俺の許嫁。

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