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第2話
甘い愛撫をされながら服を脱がされて、
「これ、なーんだ?」
目の前で揺られてるのは
先程冷凍庫から取り出したばかりの
アイスキャンディ。
「あずき味が、一番溶けにくいって聞いたから。」
これからする行為と
このアイスの関連性が掴めなくて
はてなマークを浮かべる俺に
八神は封を開けながら
「あずきはすきー?」
なんて呑気に聞く。
「…?普通。」
アイスは空気に晒されて
白く冷たい冷気を纏う。
八神はアイスに優しくキスをして
舌を出して下から上に舐め上げた。
その間、俺を横目で見つめて
目を細めるから、変な気持ちになってくる。
「んっ、ユキも反対側から舐めて。」
そう言われ、おとなしく八神の反対側から、
チロチロと舌を這わせると
フッて笑われて思い切り口の奥へと
アイスを突っ込まれる。
「んぐっ!?」
何するんだって気持ちを込めて
八神を睨むと、
飄々とした顔で妖艶に微笑まれた。
そのまま尻を解されて
抵抗しようとした両腕は
そこらへんにあったタオルで
ベットの柱に括り付けられる。
「ふぁ、あっ、んぐっ」
1本、2本と増やされていく指。
冷たいアイスは、その間、俺の口の中を
じゅぽじゅぽと出入りしていて
甘い痺れと冷たい感覚。
口の中が凍りそうに麻痺してる。
それなのに身体は溶けてしまいそうに熱かった。
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