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第5話

全裸のコウダイがいる室内。そこで不妊症の治療のため我慢していた事をしている紫堂は半裸でうわ言のようにコウダイの名前を呼び続けている。 「あっあっあっあっ…」 「コウダイッコウダイッ」 無我夢中でお互いの体をむさぼる様に抱いている二人は刹那、静止しその口開いた。 紫堂は「出すよ」と言いコウダイは口呼吸をしている。 刹那「ヒィ゛っっ」と言いその体をひきつらせたコウダイはそれから妊娠するまで紫堂に抱かれ続けた。 後日、二人は病院にいた。 診察待ちや会計待ちをしている人の姿がある待合室内。そこで子供の名前を考えてない事に気付いたコウダイは紫堂に視線を移した。 「名前どうする?」 その時、ハザマ似の事務員を眺めていた紫堂は刹那、コウダイに視線を移した。 「名前か…」 紫堂は考え事をするそぶりをし始めた。 それからほどなくしてその口を開いた紫堂は女だったらコウ、男だったらハザマにしたい…と言う言葉を発した。

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