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第7話
ハザマは声のした方に視線を移した。
「あれ?ママいない…」
子供はそう言うと落胆した。ハザマはその首を傾げ男はソラト、この人の声、ママの声にそっくりなんだよと言う言葉を発した。
「ふーん…」男の家で留守番をしていた男のもう一人の子供はそう言うと言葉を続けた。
「ソラト大好きだよって言ってみて」
「…ソラト大好きだよ」
「!!!うわーママが帰ってきたみたいだっ」ママと呼んでいた父親の死を理解しきれていない子供はそう言うとその目を輝かせた。
その時ハザマは子供の嬉しそうな表情にその顔を少しだけ綻ばせた。
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