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第3話
親の仲が良くて家も隣だった俺と恭平は
産まれた時からずっと一緒だった。
-幼稚園に入園した時。
「恭平は人見知りしちゃうから
一人ぼっちにならないか心配だわ〜」
「だいじょうぶだよ!
きょうへいくんはぼくとあそぶから!」
「千夏くん、ありがとうね!」
「ありがとう!ちなつくん!」
あの頃の恭平は幼稚園の中でも特に小さい方で
いつも大きな目をうるうるさせながら
「ちなつくん!」
って俺の後ばかりついてくる様なヤツだった。
それがいつの間にか目をうるうるさせなくなり
身長が俺よりも高くなりガタイもよくなって
落ち着いた声で恭平が話すようになった時
…俺たちは高校3年生になっていた。
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