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第4話
ずっと一緒にいたから恭平の好きな食べ物も
嫌いな食べ物も得意な事も苦手な事も
俺は何だって知ってる。
…絢香ちゃんが好きだって事も。
忘れもしない。
あれは高校の入学式だった。
「いえーい!俺と恭平クラス一緒じゃん!」
「また俺がお前のお世話係になったのか…」
「俺に構うの好きなくせに〜」
なんてクラスが張り出されていた紙の前で
恭平といつものように話していた時だった。
「きゃ…っ」
恭平が誰かとぶつかった。
「あっ、ごめんなさい…」
と恭平にぶつかった女の子が謝った。
「え、あ、大丈夫だから…」
しどろもどろに返事をする恭平を見た時、
あ、恭平この子の事好きになった…。
って直感でわかった。
それが絢香ちゃんと恭平との出会い。
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