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薄暗い部屋 ベッドに仰向けに倒される そして重ねる唇は 今までを取り戻すかの様に 吸い付いて離れなかった 達哉の手が、僕の横髪に触れる そして耳に触れ、首筋へと指をなぞる 「…あ、ぁん……」 ゾクゾクとし、声が洩れる 「…若葉、これは?」 達哉が、僕の首を見た 圧痕は、時間の経過と共に 白い肌に浮かび上がってきていた ハッとして喉元に手をやるが 達哉の真剣な目におされ、口を開く 「……担任に…呼び出されて……いきなり…」 そう言って視線を外す 「拒んだら、首を……」 そう言うと、達哉が強く抱き締めてきた 「…若葉、ごめん」 「え……」 「俺、何にも……若葉を守れなくて…」 達哉は今にも泣きそうな声で、僕の頭を撫でる 「……達哉」 背中に腕を回すと、達哉が体を少し上げ、僕を見下ろす 「達哉を感じたい…達哉でいっぱいにして……忘れたいの ……ダメ?」 潤む瞳で懇願する すると、達哉は答える代わりに僕の頬に触れた …そして 「……んっ、」 深い口付け……

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