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ハロウィンシーズン、ダイニング居酒屋を貸し切りにして仮装して飲みまくる飲みサー集会。
「やっば、ワイン初めて飲んだけどマズっ」
「ガキな口してんなー、どれどれ、マズっ」
「まずーーー!!」
渋い辛口ワインを飲み回し、チューハイやカクテルばかりを好む面子がしかめっ面でいるのに対して。
「ガキな甘党はカルアミルクでも飲んでりゃいーんじゃね」
上は黒の半袖シャツ、下はゆったり迷彩カーゴパンツ、シルバーのドッグタグネックレスにデカめのグラサン、指先が出るタイプの革手袋、紐ブーツ。
アーミーコスプレがやたら様になっている経済学部経済学科三年生・冨永。
アヒージョをおつまみにワインをガブ飲みしていた。
「なんだその組み合わせオトナ女子か!」
「俺が女子だぁ? そう言うテメェこそこの場で女にしてやろーか?」
「ホモ魔人でたぁぁッ!」
「お、俺されたいっ、冨永に女にされたいっ」
「それ以上コッチ来たらガチのグーで殴っからな西尾」
ソファ席を占領したガチなコスプレ集団がわいわいぎゃあぎゃあ盛り上がっているのに対して。
医学部の友達から借りた白衣、眼帯、あとは普段と変わらない格好をした教育学部教育学科三年生の折江。
カウンター端でお馴染みのシソ焼酎片手にアクアパッツァを黙々とつまんでいた。
「冨永にだったら処女捧げたいマジ、ぐほぉっ」
「冨永パンチ炸裂したぁ!」
なんだよアレ、折江の奴。
白衣って、眼帯って。
えろ過ぎんだろ。
殴られても熱烈に求愛してくる西尾を片手で制しつつ、ちょっと離れたところで通常運転、一人お酒を嗜む姿に冨永はムラムラが止まらない。
「折江くん、コスプレやる気なさすぎ」
「罰としてうちらにお酒つくって?」
まぁまぁ見た目のよい折江に露出度の高いゾンビナースとゾンビバニーガールが近寄ろうものなら。
「折江より俺の方がうまく作ってやれっけど?」
伊達にアーミーコスプレじゃあない、酒が入っていながら機敏に高速移動、女子の間に割り込んで折江をさり気なく保護、男前冨永に構われて悪い気がしない二人はシャットアウトされているとも知らないできゃっきゃはしゃぐ。
そうして深まっていく夜。
「あれ、冨永どこ?トイレ?」
冨永は折江を連れて勝手気ままにさっさと飲み会を抜け出した。
「ン……ぷっ……んぶっ……んぶっ……んぶっ」
アパート一階角部屋の折江宅、帰宅するなり玄関でお盛んモード発動、過激に猛烈にぶちゅぶちゅやり出した。
寡黙な唇に食らいつく傲慢な唇。
攻めている冨永が仕切りに喉を鳴らしている。
一発で虜になった無反応な舌先を乱暴に欲する。
「……息、できないって、冨永」
五分ほど無我夢中になって、解放してやれば、二人分の唾液でぐしょぐしょになった唇が無礼極まりないキスをやんわり咎めた。
「ンだよ、文句あんのかよ、折江ェ」
相も変わらず反応の薄い折江にムラムラが加速し、猛犬さながらに険しげに冨永が息を荒げていたら。
「かっこいいな」
露骨にハァハァしていた冨永は柄にもなくキョトンした。
「そのカッコ。冨永にすごく似合ってる」
今夜散々賛辞を浴びてドヤ顔しまくっていた冨永は……まっかになった。
「お、お前はエロ過ぎんだッばかッ」
平然としている眼帯白衣の折江から乙女さながらに顔を背けるのだった。
「今日は色々と用意してんだよ」
「これって。ローターってやつか?」
「あとコレもな」
「これは。ローションか」
えろグッズで折江を悦ばせてやりたかった冨永だったが。
「……よくわからない」
ローターのバイブレーションに首を傾げるばかりの折江で。
「冨永は。こういうのに感じるのか?」
逆に黒シャツ越しにローターをあてがわれてみれば。
「んおお・お・お……ッッッ」
ビクビク感じてしまう始末で。
ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ
まっぴんく色したワイヤレスのローターによる細やかな振動が乳首にピンポイントで送り込まれる。
あっという間にモッコリ状態になった迷彩パンツのフロント。
折江にローターを押しつけられただけで完勃ちしてしまったエロ魔人。
「前から思ってたけど冨永ってすごく敏感なんだな」
「折江テメェなぁッ、お前が不感症過ぎんだよッ、あぐぅッ、乳首イキしぢゃううッ」
「俺は俺で感じてるんだけど」
コッチにもあててみるか?
折江はそう言ってローターをモッコリ股間へ。
テント状になったフロント天辺にゆっくりあてがった。
ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ
「んおう゛ッッッッ!!」
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