141 / 153
40-12
「一学期が始まっても何回かバイトに行ったんだ」
献身的なキスで唇をあたためられた後、そんなことを告げられて、柚木は忙しげに瞬きした。
「ひ、比良くん……ぁぅ……やっぱり、ここじゃ、ちょっと……ぅぅぅっ……」
二人はまだ玄関にいた。
しかも比良はスニーカーを履いたままだった。
「それに、床……んっんっ……よ……汚れて……っ」
「後でちゃんと拭くよ」
壁に背中を預けた柚木は片足立ちを強いられていた。
もう片方の足は比良に持ち上げられて。
すでにぐっしょり濡れそぼったアソコに、比良のペニスが、奥深くまでぐっさり突き立てられていた。
「ひ、人が来たらっ……通報される……」
「誰も来ないから安心して」
「あっ……安心できるかぁっ……っ……う、動かしちゃだめっ……っ……だめだってば……」
裸エプロンな柚木は堪らず比良にしがみついた。
カジュアルパンツのフロントを寛げ、取り出したペニスを柚木のアソコにINした比良は、ゆっくり腰を動かす。
脈打つ男前ペニスが多感な膣孔を、ずぶ、ずぶ、行き来する。
先走りと愛液にねっとり湿った、ざらつく内壁を、ぬる、ぬる、たんまり擦り上げる。
「ぁぁぅっ……やだっ……そこ、あんま擦んないで……っ」
「ココ、擦られたくないんだ……?」
「ぃっ、っ……だから擦んないでって……ば……!」
「柚木、かわいい……エプロンが捲り上がってる……」
比良に指摘されて柚木は否応なしに気づかされた。
フリルがたくさんついたエプロン裾を持ち上げ、元気いっぱい起立し、ぴょっこん外気にお目見えしている自分自身に。
「ぅ~~っ……まだごはんも食べてないのに……」
「まず一回してから……な?」
キスのついでに目尻から零れ落ちた涙を甲斐甲斐しい唇に攫われて、柚木は、ぎゅっと目を瞑った。
……真っ昼間から玄関で、こんな格好で。
……嫌だし怖いし、でも感じちゃって、情けない。
「昨日はお預けだったから、その分、気持ちいい……」
興奮を隠さない、色っぽく上擦った比良の声。
柚木はまた素直にゾクゾク感じてしまう。
昨晩、先に寝てしまった自分をベッドまで運んでくれた、一切責めることもしなかった彼の優しさに絆されてしまう。
それでいて今は欲望に忠実に振舞うスケべっぷりに胎底をキュンキュンざわつかせてしまう。
「ッ……柚木」
柚木は目の前にあった比良の首筋をはむっと甘噛みした。
ほんのり鼻先を掠める潮の香りを深く吸い込んだ。
「ん……比良くん、海の匂いがする……」
大いに縋り甲斐のある魅力的な体に抱きつき、逞しい熱源でアソコをたっぷり掻き回され、細腰をビクビクさせていたら。
つ、ぷ……ぅ
「うっっっ?」
お尻の穴に指先を浅く捻じ込まれて柚木は目を見開かせた。
「柚木ので濡れて、コッチまでぬるぬるしてる……」
結合部から溢れた蜜汁が後孔にまで滴って濡れ光る、もう一つの入り口。
ぐ、ぐ、ぐ、あっという間に中指の第二関節まで突き入れられた。
「っ、う、わ、ぁ、ぁっっ……や、やばぃからぁっ……同時ヤなんだってばぁ……っっ」
ともだちにシェアしよう!