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ベッドに腰かけた樫井の足の間に割って入ると、休息を得るどころか常に臨戦態勢を忘れないアルファのド象徴に、飛びきりのご奉仕を。 「ん……♥ん……♥ん……♥」 首輪をつけた凌空にご奉仕されて、正直なところ、樫井は一ヶ月振り禁欲えっちのスタート地点に戻ったような心地になった。 「んっぶ♥なんか……♥もっとかたくなった……♥」 「そんなに好きなのか、俺の」 「んっ♥んっ♥好き……♥んぶ……んぶ……んむぅ……♥樫井ぃ、いい……? どこがい……?」 多感な鈴口にキスを繰り返し、管に残る残滓を吸い出すようにしゃぶりついてくる凌空を薄目がちに見下ろし、彼は答える。 「お前が触れるところ、全部いい」 上目遣いに頭上を仰ぎ見、長めの前髪越しにこちらを見下ろす樫井と視線が重なって、凌空の胸はキュンキュンうるさく鳴いた。 頭を撫でられ、耳たぶをやんわりつねられると、全身がムズ痒くて堪らなくなった。 唇の内側で勢いの増していく象徴にお尻までジンジン疼いた。 「ほ……ほしい……♥」 樫井は珍しく目を見張らせる。 ご奉仕を中断したかと思えば、ベッドに座る自分のお膝の上へいそいそと乗り上がってきたワンコ男子に心臓を粟立たせた。 「樫井……いい……? このまま、いい……?」 向かい合った姿勢で、上向くペニスの先端に悶々と疼く尻穴を自らあてがい、健気にお許しを得ようとしてくる凌空に思わず喉が鳴った。 「だめ……? お行儀悪い……?」 「おすわり」 「へ……」 「おすわり、してみろ、幸村」 凌空はふにゃっと笑う。 アルファ男子の許しを得たベータ男子は、なだらかな肩に両腕を絡ませ、腰を落としていく……。 「あんっ♥あんっ♥これぃぃっ♥腰止まんない♥」 対面座位で無心になって腰を振る凌空。 樫井に全力で抱きついて、何回も何回もキスをして、密着エッチに夢中になっていた。 「好きっ♥好きっ♥樫井♥しゅき♥だいしゅき♥」 根元まで迎え入れたペニスを収縮する内壁で献身的にしごく。 彼のカタチを覚え込まされた尻膣で精一杯おもてなし、した。 「樫井ぃ♥して♥びゅーびゅーって♥一番奥に♥俺に射精ぇして♥」 健康的な体つきをしたベータ男子で首輪が様になっている凌空のお願いを樫井は聞き入れる。 汗で滑るお尻を鷲掴みにして勢い冷めやらない種付けを。 できる限り奥目掛けて新鮮精液ナマ抽入へと至った。 「は♥射精ぇ♥しゅンごぃ♥種付け♥きもひぃ♥」 互いの唇の狭間に唾液の糸を引いて、本日何度目かもわからない絶頂に恍惚としている凌空に、樫井は険しげに眉を顰める。 「幸村、お前確かにお行儀が悪かったな」 継続される絶頂感に身も心もふにゃふにゃになっていた凌空は。 挿入された状態でぐるりと体の向きを変えられて目をヒン剥かせた。 「きゅぅぅンっっっ♥」 これまでと違うゾーンにペニスがゴリゴリ擦れ、仰け反って身悶えていたら、後ろから力いっぱい抱きしめられた。 休憩も挟まずに開始された過激律動。 背面座位で真下から容赦なく突き上げられ、すでに注ぎ込まれていた白濁が泡立ち、クリーム状となって結合部から次々と飛び散った。 「オイタのお返しだ、幸村……」 「あっ♥あっ♥あんっ♥樫井ぃ♥もっとぉ♥」 「もっと、どうしてほしい、どうされたい?」 「ンっぅ♥樫井の好きにされたぃ……♥」 「……」 「俺のこと、樫井の好きにしてほしい……♥おれぇ……樫井にとことん服従したぃ……♥」 「……首輪つけた甲斐があったな」 樫井はもっと力を込めて凌空をバックハグした。 欲してやまないベータのナカに逞しい肉杭を激短ストロークでここぞとばかりにズンズンズンズン打ちつけた。 「俺が躾けて面倒見て一生世話してやる、だから誰にも靡くな、尻尾を振るな、俺にだけ……お前は一生俺のだ、幸村……ッ」 ツンデレ愛情を真っ向から浴びるだけ浴びた凌空。 身も心も絶頂して、ヘロヘロになって、それでも飽き足りずに求め合って、ハメを外して……。 「俺、何も用意してないや」 「気の利かない奴」 「今までもらう側だったから、ぜんっぜん思いつかなかった」 「……」 「わぁっ!? ちょ、いきなり引っ張んないで、樫井っ」 首輪につけられたリードを急に引っ張られて凌空はアセアセする。 「これだけじゃあ心許ないな。貞操帯もセットにするか」 何かと即座に妬いてしまう嫉妬魔ヴィランなアルファ、さらにチェーンのリードを引っ張ると、なされるがままな凌空を覗き込んだ。 「俺を裏切ったら後が怖いからな、肝に銘じておけよ、幸村」 「あ、樫井の八重歯見えた♥かっこいい♥」 「……」 人懐っこいワンコ男子に何かと滾ってしまう、溺愛が止まらないご主人様アルファ。 「や……やだ……♥くすぐったぃぃ……♥そんな、うなじばっかハミハミしちゃやだ……♥」 「チョコ代わりにお前のうなじを吟味させろ」 「ベータのうなじなんか、おいしくないってば~~……っ♥ひぃぃ♥くすぐったくて死ぬぅぅ♥」 オメガのうなじよりも独占したいベータのうなじ。 誰も寄りつかないよう、しっかり所有の痕を残す執着アルファなのだった。 end

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