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「はぁ……あぁ……。」
毎夜、僕はイケナイことをしている。
「ん、あぁ、や……あぁ…っ。」
それは思春期男子にとっては日常的な行為なんだけど。
「あ、あぁ……はぁ、だめ…も……。」
イケナイのは僕の妄想、想像、慰めの対象。
「イ、く……あ、あぁあっ!」
達した瞬間に想像したのは、あの優しい眼差しが雄に変わること。
「はぁ……はぁ……せんせ、い……。」
僕は、してはいけない恋をしている。
「……ごめんなさい……先生………。」
だから吐き出したあとはいつも罪悪感が襲う。
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