27 / 38
凌辱3
三本に増やされた指を回しながら、ぐぷぐぷと出し入れをされて、吾妻は苦痛に満ちた顔で耐えていた。
だが、あるポイントを狙ったように押されて「ああッ!!」と、目を見開いた。
「吾妻のいいところだ」
「なにっ?……や、や………あ!」
戸惑う吾妻に微笑を浮かべて、槇はそのポイントを責め続けた。
「はぁ、あ! だめ………だ、めぇえ………やぁ……あ、あ、あ。」
吾妻の裸身が桜色に染まる。
快楽を感じる事に対して、まるで罪悪感が伴うような表情で喘ぐ吾妻に、槇は欲望を刺激されていた。
地味だと思っていた顔が悲痛な快楽に泣かされている様は暗い欲望を煽るのだ。もっと泣かせたいと雄の嗜虐心を引き出される。
「お、お願いです………や、あぅう………やめて、やめて!………あ!」
「………くそっ」
槇はアナルから指を抜いて、がっくりと脱力した吾妻を伏せにした。
「ぁ、う………」
槇は吾妻の汗に濡れた裸身に覆いかぶさり、アナルに滾った雄を押し付けた。
「ひぅ!?」
「力抜いてろよ」
蕩けた入口にくぷりとペニスが沈み始めた。吾妻は「ひぃ」と息を飲んで硬直した。
「やめてッ!! やめてください! 無理です! お願いです、やめて………」
槇は吾妻の両脚を挟み込むようにして覆いかぶさり、吾妻の手首を押さえつけた。そして、ゆっくりとアナルに肉棒を埋めていく。
「ひ、ぐぅ………願いです………やめてぇ、や! あ!」
「………っ。きついな………大丈夫だから、力を抜け」
「い、あ!あ、あ・・いやだぁあ・・や、めてぇえ!嫌だぁ・・やめてく・・ああ!」
完全に抑え込まれたまま、容赦なく、だがゆっくりと時間をかけて挿入されていく。
吾妻の目頭からころりと涙が零れた。
どんなに哀願しても槇は止めない。ここまできたら引き返すことなどできない。
「嫌、いやぁあ!………たすけて、まさ………うぐ!」
無意識に正志に助けを求めようとして、槇の手で口を塞がれた。
「お前を抱いているのは俺だ」
「ふぐぅ! う! うっ、うっ………んん!」
カリの部分を越えて、ずるりと肉棒がアナルに挿入される。吾妻は唯一動かせるひざ下から足先をバタバタと暴れさせた。
「俺がお前の最初の男だ………ッ!」
「─────うぅううッッ!!」
独占欲と雄の欲望に満ちた声で槇が告げた瞬間、逞しい雄が吾妻を貫いた。
ともだちにシェアしよう!