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第22話 ひとつになる(R)
僕の全身が心臓になったかのように、ドクドクいっているのが分かる。
お尻の穴を弄られて、こんなに気持ち良くなって僕の体はおかしいのかもしれない。
僕は、胸を大きく喘がせていた。
すると、おじさんがベッドから降りる気配がした。
もう、終わりなのかな?
少し頭を上げて見ると、おじさんが着ていた物を素早く脱いでいた。
「…ッ…!」
僕は思わず息を呑んだ。
おじさんは、他の人と比べるとカッコいいし若く見える。
裸になっても上半身は逞しく、腹筋も割れている。
一緒に海に行ったことも、温泉に行ったこともある。
けれど、こんなにマジマジとしっかり意識して見たことはない。
大きい…ッ!
思わず口に手を当ててしまう。
下半身のおじさんのモノは、勃起していた。
僕のモノとは全く作りからして違う。
太く、長い。
色も赤黒く、カリの部分は鋭利で凶器を思わせた。
凶器はグンッと上を向いている。
その下のふたつの玉も大きく張っていて、その様子に僕は、恐ろしく心臓が高鳴るのを感じた。
ギシッとベッドが鳴るのと同時に、おじさんが乗り上がってきた。
そして僕の口に軽くキスをしてきた。
「結斗。お前の初めてを貰うよ…」
熱っぽく囁かれて、恥ずかしくなる。
おじさんが僕の膝裏を抱えると、グイッと赤ちゃんがオムツを代えられる時の様な格好を取らされる。
恥ずかしい場所が丸見えになって、僕は慌てて足をバタつかせる。
「結斗ッ!ジッとしなさい!」
「!」
おじさんに厳しく名前を呼ばれて、僕は動きを止めた。
すると、おじさんが持っていた足に頬を刷り寄せた。
「いいコだ」
おじさんが僕の股間へと顔を寄せた。
ピチャッ…
「ひゃぁっ!?」
変な声が出た。
ペチャペチャペチャペチャピチョピチョピチョ
僕のお尻の穴に熱く湿ったものが触れてきて、直ぐにおじさんの舌だと分かった。
おじさんが舌で僕の汚い場所を舐めている。
「やめて、おじさんッ…汚ないよぅ」
訴えるけど、おじさんは無視して舐め回す。
ペチャペチャピチャピチャピチャピチャ
「んっんっ、ふぅ~んっ」
丁寧に皺を伸ばすかの様なやり方から、入口を素早く舐める形にして次に中へと尖らせた舌を入れてくる。
ヌプッヌプッヌプッ
汚ない場所を舐められる羞恥心から、快感に変わるのは、そう時間はかからなかった。
「あ…、んっ」
気持ち良くなり目を閉じて舌の動きを感じていると、熱い物が穴から抜け出ていった。
「んッ……?」
物足りなさに、ゆっくりと目を開ける。
「今からひとつになるんだよ、結斗」
ひとつに?
僕とおじさんが…?
解された穴に熱く硬いモノが押し当てられた。
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