「…で、部屋割だけど」 ホテルでチェックインを済ませたナツオは ロビーにいる皆に話しかける と、ナツオの彼女がすぐに答えた 「ばーか、そんなん決まってんじゃーん 私と萌は当然同室!!」 「…だよなっ じゃー後は……」 ナツオが僕に視線を送ってきた 僕はそれを合図だと勘違いしてしまい 竜一と一緒の部屋にしてくれるような気がして…… ナツオに笑顔を返した ナツオも僕につられるように笑顔になり 口を開きかけた が、ナツオではない声が聞こえた 「クジにしようよ」 それまで大人しかった佐倉の突然の提案に ナツオ、竜一そして僕は驚いた