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………
……
「りゅ…」
言うか言わないかの間に
竜一は僕の唇を奪う
突然の事でびっくりして竜一の肩を押した
「…竜一のばか」
そこは学校の門を抜けて間もない所で
誰かが見ているかと思うと恥ずかしさで僕の頬が熱くなる
睨んでいるつもりでも
上目遣いにしか見えないらしく
竜一はフッ、と笑った
「…あー、
なるほどねぇ~」
突然背後から声がして
驚いて振り返った
そこにはナツオの彼女が腕組みをして立っていた
「だから佐倉の顔が……ふーん
って、知ってるけどね」
「…え?」
「佐倉の奴、あんたの事が好きだって
ナツオから聞いた」
ナツオの彼女が指を指す
が…
「…えぇ?!」
その先は竜一だった
「工藤くんと仲良しなんで嫉妬しちゃったんだって…
で、山本くんに殴られてヨガってぇ~
…変態だよね」
竜一をチラッと見ると
竜一は顔を歪めてチッ、と舌打ちした
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