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「挿入れて欲しかったらどうしたらいいんだっけ?」 「ふ…っ…うぅ…」 「ダメだよ言葉を話しちゃ」 「〜〜〜っ」 直輝の名前を呼んでしまいそうになったとき しーっと言いながら人差し指が俺の唇へとくっつく そのまま指が顎を撫でて首まで降りていくと鎖骨をなぞりあげる 早く、早く欲しい じゅくじゅくと疼いて堪らない 奥をもっとちゃんと触って欲しくて頭の奥がぼんやりしてくる もうそうなったら後は理性なんてものは消えていく 直輝の誘惑に負けて掻き乱されて弄ばれて必死に快楽を求めるだけだ そこに恥ずかしさも理性も何一つない ただただ溺れていく 直輝がくれるモノ全てに 溺れて縛り付けられて 抗う心なんてはなっから無いんだ 「っふ…ぁ…にゃ…あ」 「あははっいい子だね、祥ちゃん」 四つん這いになって胸をシーツに押し付ける 両手は自分のお尻へと伸ばすと自ら尻タブを握り左右に押し広げた 大きく足を開いて胸だけで体を支えながら後ろに居る直輝へと視線だけで懇願する 「祥ほんとにエッチな子になっちゃったな」 「んぅ、っ…あ…にゃ…ぁあっ」 ジッ、と熱い直輝の視線が秘部を真っ直ぐに見つめている その視線だけで堪らなく興奮が駆け巡る ヒクヒクと穴は収縮を繰り返して 今すぐに熱いモノを咥え込もうとほしがっていて チンコからはダラダラと止まらずカウパーが垂れ流れる 「これ、欲しい?」 「にぃ…っ…あ…」 「ほんとの猫みたい、可愛いよ祥」 「――ッ!にゃ…っああ!…にぁあーーっ」 ふっと笑ったその顔を見たとき 全身に電流のような刺激が駆け巡る セットに入っていた猫の尻尾をデザインした尻尾型のバイブが一気に埋め込まれた カクッ カクッと腰が揺れたままチンコからは何も出さずに絶頂を迎える 必死にシーツを噛み締めて声を殺さなきゃとんでもなく淫乱な言葉を口にしてしまいそうだ 「祥シーツ噛んじゃダメだろ」 「ふぇ…っ…〜〜っ…にゃ…っ!」 「躾しなきゃだね?」 「――っ?!」 どこまで虐められるんだろう いやらしく笑う直輝から艶かしい色気が溢れ出る 熱くギラギラした瞳が俺を見て垂れ下がったとき再びお尻を叩かれた 「ヒィッ…!にゃぁっ!…に…っゃ…!」 「腰ゆらゆらしてるけど、これじゃあ躾にならないのかな」 「にゃぁぁっ!っ…!にーーーッ!」 パチンパチンと叩かれたまま 奥まで入り込んでいたバイブをを一気に引き抜かれて再び押し込まれる 前立腺をゴリゴリと狙って擦られて その度に喉の奥を晒して喘ぎ声とヨダレが止まらず口から溢れ出した 「ニャアッン…!ふ…っ…う…ぅ」 「なあ祥?」 「ん…っ…?」 「これのスイッチ入れたらどうなるかな」 「――ッ!」 ダメ 今、バイブのスイッチなんて入れられたらおかしくなる だけどそれで直輝が止めてくれるわけもなくて 怯える俺を見て一層愉しそうに笑うと直輝が持っていたリモコンのスイッチが最大にまで設置された 「ーーーーーッ!!」 「ふっ気に入った?」 「ァアッ!いやぁ…っ!いやっ!いやあっ!」 「祥喋ってるよ」 「ごめっなさ…で、も…んぅ!あーーッ…!」 「そんなに気持ち?」 「死んじゃ…っひぅ…!や…ぁあっ…死んらうぅっ」 ビクンビクンと体の痙攣が止まらない 継続的に続いていた絶頂を超えて イってもイっても次の絶頂の波が止まらず押し寄せてくる 口からはだらしなく涎が溢れて 目からは涙が止まらない なんの水なのか分からないぐらいに顔がぐちゃぐちゃなのに直輝は俺の顔を両手で包み込むとあちらこちらにキスを降らす 「祥、俺の欲しい?」 「んぅ!ぁあっ…ほし…ぃ…っ…も、いやらっ…!」 「嫌なの?」 「そ…じゃな…っ!ヒィ?!いやぁ!」 四つん這いのまま動けなくなった俺を直輝が抱き起こす 気持ち良すぎておかしくなりそうで キスして欲しいのに口を開けば喘ぎ声しか出ない 「猫は尻尾を触られるのが好きだけど、祥はこっちの方が好き?」 「ひ…っ…やっ!やめっ!う、いやっ!」 「勝手に喋った罰だよ」 「アアアーーーッ!…やぁっ!やらぁーーっ」 直輝の爪が尿道を抉る その途端に感じたこと無いほどあっちこっちに力が入り込んだとき ゾワゾワッと違うものが体を襲った

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