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耀さんに腸内を掻き回されて前立腺を擦られる度に腰が動いてしまう ぐりっと尿道を引っかかれて思わず白濁液を零しそうになってしまった 「ん〜〜〜っ…ぅぅ……ん、っ…はぁっ」 「なんで我慢すんだよ?」 「耀さんより先にイクのなんか負けた気する」 ヘラヘラ笑ってそういうがもう腰も足も震えて苦しい 今少しでも触られたら直ぐに出してしまいそうだった 「ねえ、もういいでしょ?挿入れてよ」 「まだ指二本しか入ってねえぞ?これじゃ傷がつく」 「ふっ、耀さんって俺の恋人かなんかなわけ?」 優しすぎる耀さんを鼻で笑い腰を上げると耀さんの上に跨り座り直した 「俺が自分で挿入れるから、耀さんは何もしないで」 「瑞生がそれでいいなら構わねえけどよ…」 「んっ…だ、いじょうぶ……優しくされるより痛い方がまし…だし…っ」 自分の指を舐めて濡らすとアナルの中に指を入れる 狭いし熱いし自分で初めて触るそこは耀さんに触れられたお陰でヒクヒクとうねっていた 無理矢理3本入れてみて少しだけ掻き回して引き抜く 耀さんのペニスを撫でて入口にあてがうとゆっくり腰をおろした 「ぐっ……ん、っ…ぁあッ!」 「…おい、平気か?」 「へいっき……っ…〜〜〜〜っ」 耀さんが真っ直ぐ俺を見上げてくる まだ先っぽも満足にはいってもいないのに痛くて堪らない 息もうまくできなくて冷や汗が湧き出てきた 「いっ………んっ…痛っ………ぁあっ!」 「ほら弄ってやるからゆっくり腰下ろせ、無理矢理するな」 「待っ?!…だめっ!や…乳首っ…やだってばっ!」 「ったくなんで、お前そんなに意地っ張りなわけ?もっと自分大切に出来ねえのか?」 「大切っに……して、る…っん〜…!」 乳首をカリカリと擦られて引っ張られて腰がジンジンと痺れる 背筋がぞわぞわとして萎えかけていたペニスがまた熱を持ち出した 力が抜けたお陰でなんとか一番太いカリ首迄挿れたけど痛くてピリピリする 「はぁっ……っ…はぅっ……ッ…あと、少しっ」 「手伝ってやろうか?」 「耀さんはっ俺に乗っかられてればいいからッ」 「ヒュ〜っ、煽るんじゃねえよ」 俺とは対照的に耀さんは涼しそうな顔をして口笛をふく 俺ばっか余裕がないのが悔しい いつだって俺は俺のペースで動いてきたのにこんなに掻き回されたのは初めてだ 「ァァア!」 「瑞生、後少しだ頑張れ」 「…ッ……んーッ………ぁあっ!」 くぷん やっと根本まで耀さんのものがお腹の中に入った 「くるっし……あつっ………耀さんほんとムカつく…」 「笑いながらそんな事言われんのは初めてだな」 「俺ばっか余裕ないとかっ……すごいムカつくんだけど……ッ」 「大丈夫大丈夫、俺も案外限界なのよ〜」 ヘラヘラと笑い答える耀さんのペニスをアナルで思い切り締め付けてやった 「おいおい急に締めつけんな」 「だってムカつくから」 「は〜そんだけ余裕あんなら動くぞ?俺だって瑞生の中にはいったままこの状態ってかなり苦しいっつーの」 「え?!わっ…!ちょ、待って!」 笑顔の消えた耀さんが体を起こしたせいで騎乗位の体制だった俺はそのまま後ろに倒れ込む 「〜〜〜っ…まっ…、てよ…っ…まだだめ…」 「なに?瑞生もう限界なわけ?」 「っ……変態オヤジッ」 「ふっ、いくらでも吠えろ吠えろ」 髪をかきあげて耀さんが色っぽく笑う あー、もー俺が主導権握りたかったのにきっとこの人相手には無理じゃん 「んっ……はぁっ……」 「瑞生力抜け」 「やっ…てる…ッ…〜〜!」 言われなくとも力を抜こうとしたって 痛みと苦しさで力んでしまう 元々そこはそんなもの突っ込む為の穴じゃないんだしこんなんで気持ちよくなれるのか不安になった 「…ったく、瑞生口開けろ」 「んぅっ…なん、で…ッ」 「いいから」 「っ……?!んぁっ?!ふぅっ…んっ……ん…」 噛み締めていた唇をなぞられ言われたとおり開いた口の中に耀さんの熱い舌が入り込む 「ふっ………ん、っ………」 やっぱり耀さんのキス上手い…… 痛いし苦しいけどだんだん体が痺れて頭の奥がジーンとしてきた ゆっくり耀さんが腰を動かす あんまり奥まで挿入れないで入口近くを何度かこすった時ビリっとした刺激が駆け巡る 「んんっ?!」 「ここか」 「なっ…!ま、って…駄目!な、にそれ…っ」 「瑞生のイイトコ見つけた」 「やめっ…!ぁあっ!」 腰を回して掻き回すように耀さんが中を抉る そのたんびにペニスからはダラダラと淫液が溢れて背中が反り上がった 「まっ……ッ!〜〜〜〜〜ッ!」 「お、イケたじゃねーかよしよし」 目の奥がチカチカと光って痛かった筈なのにまさか初めてで後ろの刺激でイってしまった 射精の時とは全然違う体のだるさに動けない俺を耀さんがニヤニヤ笑いながら子供扱いしてくる 「っ……うざ…ッ」 「ふっ、瑞生〜お前かなり本性見えてきたな〜?」 「うるさいな、さっさとイキなよ」 「そんな冷たいとおじさん泣いちゃう」 「きもいんだけど、萎えるからやめてくれる」 「あははっさっきまで泣きそうな顔してたくせに」 「はぁ?!してなッ…っ!な、いきなりっ」 「余裕なんだろ?」 「ンーーッ!ぁあっ…!そ、なっ」 「どうした瑞生、減らず口は?」 「やぁあっん!ま…って!待てってば!」 「やだね、俺も早くイキたいもん」 「ァアッはげっし…!ンゥッ!」 40にもなって「もん」ってなんだよとか思うのにそれよりと激しい打ち付けに息ができない はふはふと口を開くばかりで 耀さんが強く腰を打ち付ける度に呼吸が止まる お腹の中を思い切り掻き回されてる感覚に慣れなくて苦しい なのにちゃんと気持ちよくしてくれてる耀さんにまたイラついた 俺の様子見ながら動いちゃって馬鹿じゃないのかな さっさとイケばいいのに… ほんとこの人変なの…… 「耀っさん…ッ…!」 「っく……、んー?…どうした?」 「ああっ…!キ、ス…してっ」 「ふふっ瑞生〜、お前そのくらい素直の方が可愛いぞ?」 「うるっさいな〜…っ…ンンッ!」 「してやるから口開けな」 「ンッ…………ふぅっ…んぅ……ん…ぅ…」 だんだん耀さんの動きに余裕がなくなってきた キスをしながらアナルを締めると耀さんが小さく声をあげて絶頂を迎える 「んぅっ…はぁっ………はぁ…っ」 「くそー瑞生やめろよないきなり締めるの」 「はっ、耀さんの穴がゆるゆるなんじゃない?」 「お前……ほんと性格悪いな…」 「毒舌なだけ」 「…………可愛いんだが可愛くねーんだがわかんねえ奴」 苦笑しながら耀さんが俺の中からペニスを抜く ゴムを外して立ち上がると部屋を出ていった ……ほらやっぱり 終わっちゃえばこんなもん あんだけ抱くとき優しくしてたって やること済んじゃえばそういうもんなんだって はぁとため息を零して痛む腰に手を当て起き上がる セックスが終わった途端さっさと部屋を出ていった耀さんの後ろ姿が頭に浮かんだ 左側の背中に立てにまっすぐ刻まれてた刺青 年の割に全然鍛えられてた無駄の無い体 あの人遊んでるんだろうな… まあ俺も気持ちよくしてもらったし ご飯のお礼もできたしこれで借りはなしだよね 結局、こんなもん 欲望も熱も吐き出しちゃえば終わりだし セックス中に呟くアイシテルもスキに何も意味はない 服を全部着て鞄を取りにリビングへ向かった俺に耀さんが台所から顔を覗かせて驚いた声をあげた 「ん〜?!瑞生何服きてんだ?」 「………帰るためだよ」 「は?帰る?どうやってだよもう2時過ぎてんだぞ?」 「…歩いて帰れる距離だし、やる事済んだんだから俺いても邪魔でしょ」 「………はぁ」 耀さんがため息をついてコンロの火を消すと俺の元にやってきた 「料理してたんじゃないの?」 「…瑞生のために暖かい飲み物作ってたんだよ」 「え?俺のため…?」 「お前あんまベタベタするの好きじゃねえだろ」 「…………」 「一緒にベットに横になってたら瑞生ゆっくり寝れねえと思っておじさんこっちに来たのに何してんだが」 「え………」 「…ソファ座っとけ、後少しでできるからそれ飲んでちゃんと寝てから帰れ」 「いや…いいよ…俺男だし、女の子でもないんだし」 「あのなぁ…俺が嫌なんだよ、いいから座って大人しくしてろ!」 キッと睨んでくる耀さんに言われて おずおずとソファに座り込んだ 俺のためにいま飲み物作ってるってあの人言ってた? それとも俺の聞き間違い? …………どっちでもいいや もうなんか考えるの疲れた

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