今日の八神はいつもよりタチが悪かった。 「…ッおい、それ…やめッ…痛…」 足の先から太腿まで舐め上げた挙句、足を持ち上げて、内腿に噛みつかれた。 いつもと違う行動に、嫌がるどころか興奮した。 「駄目…今日の俺は、少し意地悪だから。」 「なんだ…ッそれ…んン…」 「君が悪いよ、散々に意地悪をしたのは君の方なのだからね…今日は俺の番…」 俺の足の指を舐めながら八神は意地悪く笑った。 身体中を舐め回すばかりで、肝心な場所には触れない… 俺のチンコは、腹に付きそうなくらい勃ちあがって先走りを垂らした。 「…ッ…も、いいから…触れって…」 「そんなに触れて欲しいのなら、自分で弄ってはどうだい？」 ホントにタチ悪い… 足の付け根に吸い付かれて思わず仰け反った。 ギリギリのラインを攻めてくる感覚がもどかしい… もう、イきたい… でも、あと一歩足りない… 「…は、ぁ…八神ッ…イきたい…」 どんなに頼んでも一向に触ってくる気配はない。 あまりのもどかしさに、仕方なく自分でチンコ握って扱いた。 八神はといえば、その様子を満足気に見下ろしていた。 殴ってやりたいけど、熱い視線で見られてるせいか興奮して手を止められなかった。 「ん、…ふッ…ぁ…」 「気持ちがよいかい、蹴人…」 「…はぁ…んン…ッ…分か…見ん…なぁ…」 「そろそろかな…凄く震えているよ？…」 俺の足を掴む八神に俺の震えが伝わってるらしい。 溢れた先走りが音を立てて聴覚を犯す。 音が… 八神の視線が… 俺の頭をおかしくしていく。 「イッ…く…ッ…」 自分の腹に数回に分けて精液を吐き出した。 久しぶりに出したそれは、かなり濃く濁っていて、いつもより快かったのは、別に八神のせいじゃなくて、久しぶりだったからだと自分に言い訳をした。 「相変わらずの飛距離だね。ほら、胸まで飛んでいるよ…」 「…はぁ、…見んな…」 「駄目…今日の俺は意地悪だと言っているでしょう？」 八神が俺の足を解放して、俺の胸元に顔を埋めて、飛んだ精液ごと乳首にしゃぶりついた。 「う、ぁあッ…」 イったばっかりの俺にその刺激は強すぎる。 あまりに強く吸うから… 歯なんか立てるから… 触ってくれないくせに… 乳首が赤く腫れるまで貪られた。 「蹴人…君があまりに可愛らしいから、もう限界だよ…」 「…来いよ…もう、十分濡れてる…」 「お誘いかな？…嬉しいけれど、今日の俺は意地悪だと言っているでしょう？…どうしても欲しいと言うのならば、自分で挿入してはどうだい？」 「バカッ、ふざけるな！」 最悪だ。 意地が悪いにも程がある。