4 / 21
目隠し1
「なっ……!?」
内腿をするりと撫でられ、びくっと体が跳ねる。
「彰広!?」
相手は声を出さずに、羽毛のようなタッチで透の体に触れてくる。
「彰広だろ!? ふざけるなよ……んぅ!」
ふいに口づけられ、舌を吸い上げられる。ひとしきり舐めあい、唇をほどく。
「……悪ふざけするなよ、彰広。 もう、ほどけよ」
「先に寝た罰だ」
彰広は低く笑いながら、唇を頬に滑らせ、耳を舐めた。
「……ッ!」
耳朶を甘噛みし、舌を差し入れ、愛撫を続ける。
「あ……はぁ、や……」
透はネクタイで目隠しをされ、股を開いた状態で、左右の手首と足首を一括りにタオルで縛られていた。
自然と脚がM字に開き、全てを彰広にさらしていた。
「彰広! ふざけるなよ! はずせっ」
彰広の舌と指先が透の裸の肌を撫ぜる。
ビクリと透は体を震わせる。見えないことで感度が高まり、些細な愛撫でも大げさに体が反応してしまう。
彰広の唇は乳首には触れずに、脇腹や臍を舌でたどり、指先は内腿やキワをかすかになぞった。
「やっ、あ……!」
肝心な部分をわざと外した愛撫がもどかしく、透は不自由な体をくねらせる。
「どうした? 透」
彰広が楽しげな声で聞く。
───こいつ!
透は悔しげに唇を噛みしめ、それを彰広は面白そうに見つめる。
「あ!!」
彰広は透の体を伏せにひっくり返した。
彰広に向かって、尻を突き出す形になる。
「……っ!! やめっ!」
羞恥に肌を染めて、抵抗したいが碌に動けない。
彰広の指先が、そっと透の首から背骨をたどる。
触れるか触れないかのタッチで、彰広の爪先が透のアナルを掠めた。
「ヒッ! あぁッ!!」
透の体が大きく揺れた。
「……随分、感度が良いな。透」
透は恥ずかしげに顔を枕に埋めて耐える。
「ぁあ! いやっ……やだっ! いっ……あぁ! はっ……ああ……」
彰広は透の尻の肉に噛みつき、舐め、骨張った大きな手で揉みしだく。相変わらずアナルには触れずに尻を舐めまわし、じゅっとキツく吸い付いた。透の尻肉に赤い跡を残す。
ともだちにシェアしよう!