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第5話

 午前7時。芳賀はカーテンの隙間から差し込む光で目を覚ました。昨晩はあれから、余程体力を消耗していたのか気を失うように眠ってしまった園田をベッドに運び、自分もその横で眠りについた。隣には、まだ寝息を立てて眠っている園田が布団にくるまっている。しばらく寝顔を眺めていると、小さな唸りを上げて園田が目を覚ました。 「おはようございます」 「……おはよー。……なんでここにいんの?」 「ひどくないですか」 「冗談だよ……てっきり夢かと思って」  園田が体を起こそうと身を捩ると、後孔からこぷりと昨夜の残滓が溢れ出した。 「……まじでエロいですね」 「見んな、馬鹿」  ぴしゃりと一蹴すると、園田はさっさとシャワーを浴びに行ってしまった。もう少し、一緒に微睡んでいたかったのだが。しばらくするとシャワーの音がやみ、頭をタオルで拭きながら、園田が戻ってくる。 「芳賀、腹へった」 「あんなに俺の注いだのに、足りませんでした?」 「……しね、変態」 「すみません、調子乗りました。肉じゃがあるんで、一緒に食べましょう」 「……ん」 ×××  昨日持ってきた肉じゃがを温めて、テーブルの上に並べる。こうして二人で食卓を囲むのはいつぶりだろうか。園田は前と変わらず律義に手を合わせる。 「いただきます」  二人の声が、重なった――

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