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でもまたすぐに祐輔の顔が真剣に戻る 「…雪菜のここも…」 そう言うと 祐輔は僕の左側の首筋に唇を当てた ――…え… 持っていたフォークが手から滑り落ちる 当てられた所が 熱くて…ピリッと痛い… 「…ぁっ」 顔がカァッ と熱くなる ゾクリと快感のようなものが体を走り 指先がジリジリする… ヘンな声が出てしまって 恥ずかしくて余計に顔が熱い… 「…ゆ、祐…ン…… …やめ……っ」 身をよじると 祐輔の指に力が入り 余計に自由を奪われた 祐輔のサラリ…とした髪が目の前で揺れる 瞬間 祐輔の熱い舌が 僕の鎖骨を這った 「…や、やッ……」 押し寄せてくる何かに 急に怖くなって 僕は左手を祐輔の肩辺りに押し当てた だけど力がなかなか入らなくて…… 祐輔は いつもの祐輔じゃなくて――… 「――…!!」 祐輔と間近で目が合う その瞳から熱っぽいものを感じてドキッとする 目を逸らせずにいると 僕の顎に祐輔の指が触れ そして頬を優しく包む 「ねぇ、雪菜は気付いてる? …ゆう、って名前を呼ぶ度 唇がキスの形になってるの……」 「……ぇ…」 祐輔の唇が近付く 祐輔の服を掴んだ指に力が入った

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