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第12話
「神谷先生、柚が潰れてしまったので俺らは先に失礼します」
「すいません・・・先生。また病院で」
頭を下げると外に出た
「外が気持ちいなー」
ふらふらながらも歩けるのは、支えられているからだ
「ほら、気をつけろよ?」
「俊一郎は本当に優しいよな?彼女ができないのが不思議で仕方ないよ」
「・・・誰のせいだと思ってんだよ・・・」
酒で酔いが回っているせいで彼の声が俺に聞こえるはずもない
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朝になり何だか暖かく、安心する・・・それに、重たい・・・
「重たい?」
目を開ければそこには寝息を立てて眠る修一郎がいた
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