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第10話 思い、がけなく (18禁) 続き
tryst 九 思い、がけなく (18禁) 続き
重たげに揺れる下袋を口内いっぱいに収めると指で竿の根元を揉みながら鼻の頭で張り詰め始めた雄を刺激する。ザラッとし玉を転がすように舌で遊びながら、指を筒にして漏れ始めた先走りをローション代わりに扱き上げると、
溜めていた吐息を吐くように長く長く吐精が始まる。
え?もう?
と思ったけど、竿から滴るその白いものを丹念に啜ると青臭く少し苦さのある、それでも酷く愛しいものの掃除を済ませた。
「 何してる……」
「 挨拶返した。だけ 」
呆れたように目を眇める目の前の男は、
「 泥棒猫 」
と言いながら俺が横取りしたバスローブの裾をめくり上げる。
太ももで俺の股間を持ち上げると俺の片脚を抱えゆっくりと膝頭を唇で舐めるように履くとチリっとした痛みが走って甘噛みされた。
「 膝頭出てないのか……本当になんでこんなところが似てるんだ 」
そう言うなり、
さっきまでの愛液の名残でシャワーを浴びてもまだ潤んでいるそこに硬く盛ったものを押し当てた。
カーテンを開け放した窓。揺れる身体を窓枠で支えて、熔けてジュクジュクと鳴る中を執拗に回される。
「 ぁ、あ、ぁ、
あ、そこ、いい……ぃいよ 」
直腸の少し奥のしこりを散々擦られていきそうになる自分のものを握りしめると、指の間から劣情の印がこぼれ落ちた。
「もう……もういった、いったから! 」
告げたのにそのあと何分か緩やかな突き上げが続き下腹がジンワリと暑くなる。
散々解けたさしこまれた口から雫が太ももを伝わった。
漸く抜けた竿の大きさのままのそこからコプリコプリと暖かな液が流れる。
抱かれたままシャワーの下に立たされると、今度は真名彦の手で俺の下半身は丹念に洗われた。
「 送っていこう 」
うんと頷きそのまま着替えまで真名彦の世話になる俺って、幸せなんだろうな。
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