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第17話 デルタ セッション 5

ー デルタ セッション 5 ー 8時過 ぎにデルタの最後の照明が消されると思っていたより暗い中洲が取り残されたように見える。 橋の明かりも届かない川の流れに目を凝らすと陽の落ちる前に見た飛び石がポツポツと見えてきた。 浴衣の裾をめくり下駄を脱ぐと、俺は飛び石を跳びながら渡っていた。 なぜかその先に誰かが待ってると感じたから。 「 ジュンヤさん!」 気がついたキナトが向こう岸で声を上げる時にはもう飛び石の残り後何個かの所で、 俺は真名彦を見つけた。 「 ここに居たんだ 」 「 あぁ、まだまだ路上は暑さが取れないからな、俺も川を渡ったよ 」 「 靴を脱いで?」 「 あぁ 」 川岸に座る真名彦の横にはデッキシューズが置かれていた。 待ってた?溢れそうになった一言を押し込める。 「 今から打ち上げなんだ 」 「 そうか 」 「 だから……待ってて 」 「 わかった 」 最後の飛び石は渡らずに俺はこちらを見ているキナトの方にとって返した。

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